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この記事でわかること
- 公式サイトが公開している機種別の電気代(月150円〜1,004円)
- 月額料金が高い機種ほど電気代が安いとは限らないこと
- 会社ごとに測定条件が違うため単純比較できない理由
- 電気代を下げる4つの方法と、下げすぎたときの落とし穴
- 電気をまったく使わない機種という選択肢
数値は各社の公式サイトで確認した内容です(最終確認:2026年10月)。使用環境・使用量によって実際の金額は変わります。
ウォーターサーバーの電気代は「月500〜1,000円くらい」とまとめられることが多いのですが、公式サイトが公開している数値を集めてみると月150円の機種から月1,004円の機種まで、約6.7倍の差がありました。
しかも、月額レンタル料が高い機種ほど電気代が安いという関係にはなっていません。月5,500円の機種が月996円、月4,400円の機種が月150円というケースもあります。
この記事では公式サイトに数値が載っている機種を集めて一覧にし、どこで差がつくのか、どうすれば下げられるのかを整理しました。
機種別の電気代一覧(公式サイト記載)
浄水型・水道直結型
| 機種 | 電気代(月) | 年間(12ヶ月) |
|---|---|---|
| ウォータースタンド メイト2 | 電力を使用しない | 0円 |
| ウォータースタンド ガーディアン | 150円 | 1,800円 |
| ウォータースタンド トリニティ(温水機能なし) | 227円 | 2,724円 |
| エブリィフレシャス tall/tall+cafe | 約401円〜 | 約4,812円〜 |
| ウォータースタンド ピュアライフS | 446円 | 5,352円 |
| エブリィフレシャス mini | 約453円〜 | 約5,436円〜 |
| ウォータースタンド ピュアライフL | 462円 | 5,544円 |
| ウォータースタンド アイコン | 518円 | 6,216円 |
| ハミングウォーター cotoris(卓上型) | 約524円 | 約6,288円 |
| エブリィフレシャス lite | 約623円〜 | 約7,476円〜 |
| ウォータースタンド S3 | 656円 | 7,872円 |
| ハミングウォーター flows(床置き型) | 約711円 | 約8,532円 |
| 楽水 | 約800円 | 約9,600円 |
| ウォータースタンド ネオ | 859円 | 10,308円 |
| ウォータースタンド プライムスタンド | 996円 | 11,952円 |
| ウォータースタンド ROスタンド | 1,004円 | 12,048円 |
宅配型(ボトル)
| 機種 | 電気代(月・省エネモード時) | 年間(12ヶ月) |
|---|---|---|
| フレシャス Slat/Slat+cafe | 約390円 | 約4,680円 |
| フレシャス dewo ii | 約480円 | 約5,760円 |
| フレシャス dewo mini | 約600円 | 約7,200円 |
| (参考)一般的なボトルタイプ | 約1,200円 | 約14,400円 |
出典:ウォータースタンド公式/エブリィフレシャス公式/ハミングウォーター公式/楽水公式/フレシャス公式(いずれも2026年10月時点)
年間にすると0円から約14,400円までの差です。省エネ機種とそうでない機種を10年使えば10万円以上変わってきます。
月額が高い機種ほど電気代が安い、ではない
同じウォータースタンドの中で、月額レンタル料と電気代を並べてみると関係がないことがわかります。
| 機種 | 月額(税込) | 電気代(月) | 合計 |
|---|---|---|---|
| メイト2 | 2,750円 | 0円 | 2,750円 |
| ピュアライフS | 2,530円〜 | 446円 | 約2,976円〜 |
| トリニティ | 3,850円 | 227円 | 4,077円 |
| ネオ | 3,850円 | 859円 | 4,709円 |
| ガーディアン | 4,400円 | 150円 | 4,550円 |
| アイコン | 4,400円 | 518円 | 4,918円 |
| プライムスタンド | 5,500円 | 996円 | 6,496円 |
ネオとトリニティは月額が同じ3,850円なのに電気代は632円違います。年間で7,584円の差です。逆にガーディアンは月額4,400円と高めですが電気代150円なので、合計ではネオより安くなります。
つまり月額だけで選ぶと、合計では負ける機種を選んでしまうことがあるということです。カタログの月額を比べる前に、電気代の欄を見る価値があります。
会社ごとに測定条件が違うので、数字をそのまま比べられない
ここは注意が必要な点です。各社が出している電気代の数値は、測定条件が同じではありません。
- ウォータースタンドは「日本宅配水&サーバー協会 消費電力測定基準」で1ヶ月に温水18L・冷水18Lを使用した場合と条件を明記しています
- フレシャスは「省エネモードを使用した場合」の数値です
- エブリィフレシャスは「約401円〜」のように下限表記です
条件を明示しているのはウォータースタンドだけでした。他社の数値は「どういう使い方をしたときの金額か」がわからないため、異なる会社の数字を1円単位で比べる意味はありません。
さらにフレシャスは、同じ公式サイト内でも掲載ページによって数値が違います。よくある質問のページではSlatが約390円・dewo miniが約600円ですが、省エネ特集のページでは3つのエコ機能をすべて使った場合としてスラット約380円・デュオミニ約490円と記載されています。どの機能をオンにしているかで実際の金額は変わるということです。
使い方としては、数百円単位の大きな差(150円と1,000円など)は信頼して、数十円の差は気にしないという見方が実態に合っています。
電気代を下げる4つの方法
① 温水温度を下げる(エコモード)
電気代の大半は温水を保温するために使われます。フレシャスの公式サイトでは、エコモードで温水温度を低めの70度に設定できると案内されています。熱いお湯を使わない季節だけ下げるという運用もできます。
② 使わない時間は温水を切る
フレシャスには部屋の明るさを自動で感知して温水の電源を一時的にオフにするSLEEP機能があります。夜間に使わないなら効果が大きい部分です。手動でオフにできる機種もあります。
③ 背面のほこりを掃除して、壁から離す
公式サイトでも挙げられている対策です。サーバー背面のほこりをこまめに掃除し、背面にスペースを開けておくと熱がこもるのを防げます。冷却効率が落ちると余分な電力を使います。
④ そもそも電気を使わない機種・機能を選ぶ
いちばん効くのはこれです。ウォータースタンドのメイト2は公式サイトで「電力は使用しない」と記載されており、常温水のみのタイプです。トリニティは温水機能がないため227円に収まっています。
メイト2は水道直結型の機種です。工事の中身や撤去費用も含めた比較は水道直結型ウォーターサーバーの工事と費用|賃貸でも置ける?にまとめています。
冷水も温水も必須ではない、という人にとっては年間1万2,000円を丸ごと削れる選択肢になります。
温度を下げすぎたときの落とし穴
エコモードで温水温度を下げるときに知っておきたいのが、用途によって必要な温度が決まっているということです。
粉ミルクの調乳については、厚生労働省が公開している「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」のパンフレットに「湯は70℃以上に保ち、沸かしてから30分以上放置しないようにします」と記載されています(厚生労働省)。
エコモードの70℃設定はこの条件を満たしますが、それ以上に下げる設定にすると調乳の条件から外れます。赤ちゃんがいる家庭では、節電のために温度を下げる前に設定値を確認してください。
調乳の条件と、ミルクが必要な期間より契約期間のほうが長いという構造については赤ちゃんのミルクにウォーターサーバーは必要?70℃と契約年数で整理しています。
カップ麺やインスタントコーヒーは熱湯が前提のものが多く、70℃台では仕上がりが変わります。電気代を削った結果、やかんでお湯を沸かし直すことになるなら本末転倒です。何にお湯を使うかを先に決めてから温度設定を選ぶのが順番としては正しくなります。
電気代を含めた総額で考える
電気代は月400〜800円が中心で、年間だと5,000〜10,000円です。月額料金の差より小さく見えますが、契約期間が3〜5年と長い商品なので積み上がります。
たとえばエブリィフレシャスのliteはminiより月額が550円安いのですが、公式サイトの電気代目安はliteが約623円〜、miniが約453円〜で170円高くなっています。差し引きすると実質の差は月380円ほどで、カタログの月額差どおりにはなりません。
浄水型5社を月額・初期費用・3年総額で比べたものは浄水型ウォーターサーバー5社を比較|解約金と3年総額にまとめています。契約期間と解約金まで含めて判断したい場合はウォーターサーバーの解約金はいくら?13プラン比較と回避法もあわせてご覧ください。
宅配型は水代が加わるため、電気代だけ下げても総額は下がりにくい構造です。ペットボトルや浄水器との年間コスト比較は一人暮らしにウォーターサーバーは必要?年間コストで計算しています。
天然水・RO水・浄水型で料金の仕組みがどう違うのかはウォーターサーバーの水の種類|天然水・RO水・浄水の違いにまとめています。
そもそも契約を続けるべきか迷っている場合はウォーターサーバーはやめたほうがいい?5つの理由をご覧ください。電気代以外にも、休止手数料や解約金といった見えにくい費用があります。
よくある質問
ウォーターサーバーの電気代は月いくらですか?
公式サイトに数値がある機種を集めると、月0円(ウォータースタンド メイト2・電力を使用しない)から月1,004円(ウォータースタンド ROスタンド)まで幅がありました。中心になるのは月400〜800円です。
電気代が安いウォーターサーバーはどれですか?
公式サイトの記載では、ウォータースタンドのメイト2が電力を使用しない常温タイプ、ガーディアンが月150円、トリニティが月227円(温水機能なし)と低い数値です。温水・冷水の両方が必要な機種では、フレシャスのSlatが省エネモードで約390円、エブリィフレシャスのtallが約401円〜となっています。
エコモードにするとどのくらい下がりますか?
フレシャスの公式サイトでは省エネモードの使用で電気代を最大約70%カットできると案内されています。ただし下げ幅は機種と使用状況で変わるため、具体的な金額はご自身の機種の公式サイトでご確認ください。
電源を抜いて節約してもいいですか?
冷水・温水の温度が保てなくなるため、衛生面の観点からおすすめできません。長期間使わない場合は電源を抜くのではなく、配送の休止や解約を検討したほうが確実です。ただし休止には手数料がかかる会社があります。
赤ちゃんのミルクに使う場合、温度設定を下げても大丈夫ですか?
厚生労働省のガイドラインのパンフレットでは、粉ミルクの調乳について「湯は70℃以上に保ち、沸かしてから30分以上放置しないようにします」と記載されています。70℃を下回る設定にすると条件から外れるため、節電目的で下げる場合は設定温度を確認してください。
電気代以外に後悔につながりやすい費用もまとめました。詳しくはウォーターサーバーをやめた理由6つ|後悔しない選び方をあわせてご覧ください。
まとめ
- 公式サイト記載の電気代は月0円〜1,004円。年間で0円〜約12,000円
- 月額レンタル料と電気代に相関はない。同じ月額3,850円で電気代が227円と859円の機種がある
- 測定条件を明記しているのはウォータースタンドのみ。他社との1円単位の比較は意味がない
- 下げる方法は、温水温度を下げる・使わない時間は切る・背面を掃除する・電気を使わない機種を選ぶ
- 粉ミルクの調乳は70℃以上が必要。節電で下げすぎると条件から外れる
電気代だけで機種を決める必要はありませんが、月額と電気代の合計で並べ替えると順番が変わることは知っておいて損がありません。年間1万円前後の差は、3年契約なら3万円の差になります。


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