リフォームの仮住まい|費用と部屋の選び方

リフォーム工事中の室内 一人暮らし・新生活のレンタル
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この記事でわかること

  • リフォーム中の仮住まいに使える4つの選択肢と、それぞれの向き不向き
  • ふつうの賃貸が仮住まいに向かない理由(初期費用と契約期間)
  • UR賃貸住宅なら礼金・仲介手数料・更新料・保証人がすべて不要なこと
  • 家具と家電を「運ぶ・預ける・借りる」のどれにすべきかの判断基準
  • 1〜3ヶ月の仮住まいにかかる費用の目安

※料金はすべて税込。2026年9月時点で各公式サイトに掲載されている情報です。条件は変わるため、申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。

リフォームや建て替えで問題になるのが、工事期間中にどこで暮らすかです。仮住まいは「短い期間だけ借りたい」という、賃貸市場がいちばん苦手とする需要なので、ふつうに部屋を探すと初期費用で損をします。この記事では、仮住まいの選択肢と、家具・家電の扱い方を整理します。

そうた

2ヶ月だけ住む部屋って、そんなに難しいの?

れんな

一般の賃貸は2年契約が基本で、礼金や仲介手数料は住む期間に関係なく同じ額かかります。2ヶ月でも2年でも初期費用は変わらないので、短期ほど割高になるんです。仮住まいは最初から短期向けの選択肢から選ぶのが正解です。

仮住まいが必要になるのはどんな工事か

住みながら工事できるかどうかは、生活の基本機能が同時に止まるかで判断できます。次のどれかに当てはまるなら、仮住まいを前提に計画したほうが安全です。

  • キッチンと浴室を同時に工事する(料理も入浴もできない期間ができる)
  • トイレが1か所しかなく、その入れ替えを含む
  • 床を全面的にはがす、または間取りを変更する
  • 耐震補強や基礎工事で建物全体に足場が入る
  • 建て替え・スケルトンリフォーム

逆に、壁紙の張り替えだけ、トイレの交換だけのような部分工事なら、住みながらでも進められることが多いです。

仮住まいの4つの選択肢

工事期間の長さと、家族構成・荷物の量で選び方が変わります。

選択肢向いている期間初期費用家具家電
マンスリーマンション1週間〜数ヶ月敷金礼金なしが一般的備え付け
ホテルのサブスク1ヶ月〜なし備え付け(自炊は制限あり)
UR賃貸住宅数ヶ月〜敷金のみ(家賃2ヶ月分)自分で用意
一般の賃貸(定期借家)半年〜礼金・仲介手数料が必要自分で用意

1. マンスリーマンション|1〜3ヶ月ならこれが基本

家具家電と生活用品が備え付けで、電気・ガス・水道の契約も不要なことが多いタイプです。荷物を最小限にして移れるため、工事期間が1〜3ヶ月なら第一候補になります。光熱費が定額で料金に含まれる物件と、実費請求の物件があるので、見積もりの前提を確認してください。

2. ホテルのサブスク|単身や夫婦のみなら選択肢に入る

goodroomサブスくらしは、全国800の施設から選んで長期滞在できるホテル・マンスリーのサブスクリプションサービスです。掃除やリネン交換が付く物件があり、工事の打ち合わせで現地に通う必要がある場合は、施設を移りながら滞在できる点が使いやすくなります。

公式サイト:goodroom サブスくらし(https://livingpass.goodrooms.jp/)

料金の内訳や住民票の扱いはホテル暮らしのサブスクは月いくら|住民票 で詳しく解説しています。

3. UR賃貸住宅|半年以上かかる工事に強い

工期が半年を超える建て替えなどでは、マンスリーマンションの月額が重くなります。そこで候補になるのがUR賃貸住宅です。公式サイトには次のように明記されています。

項目UR賃貸住宅
礼金なし
仲介手数料なし
更新料なし(契約は自動更新)
保証人不要(書類提出と本人の資格確認のみ)
敷金月額家賃の2ヶ月分

出典:UR賃貸住宅「メリット・特徴」(2026年9月確認)。入居時に必要なのは敷金と日割り家賃、共益費のみとされています。

礼金と仲介手数料がゼロという点が、短期入居では効きます。家賃10万円の部屋なら、一般の賃貸で礼金1ヶ月+仲介手数料1.1ヶ月=21万円かかるところが、URなら敷金20万円(退去時に精算)だけで済む計算です。ただし家具家電は自分で用意する必要があります。

4. 実家・親族宅|費用はゼロでも距離で決まる

現場に通える距離に実家があるなら、費用面では最強の選択肢です。ただし工事は当初の予定より延びることがあり、「あと1ヶ月延びます」と言えるかどうかが現実的な判断材料になります。荷物の置き場所も別途必要です。

なぜ一般の賃貸は仮住まいに向かないのか

理由は初期費用の構造にあります。礼金と仲介手数料は住む期間に関係なく同じ額かかるため、期間が短いほど1ヶ月あたりの負担が跳ね上がります。

さらに、一般の賃貸は2年契約が前提で、短期で解約すると短期解約違約金(家賃1〜2ヶ月分)が設定されている物件があります。「1年未満の解約は家賃1ヶ月分」といった条項は珍しくないので、契約前に必ず確認してください。

敷金・礼金のかからない物件の探し方は敷金礼金なし賃貸の探し方と注意点 にまとめています。

家具と家電をどうするか|運ぶ・預ける・借りるの3択

仮住まいでいちばん見落とされるのが、今使っている家具と家電の行き先です。選択肢は3つあります。

方法費用のかかり方向いているケース
仮住まいに運ぶ引っ越し費用が往復2回分仮住まいが広く、荷物が少ない
預ける(トランクルーム)月額+出し入れの運搬費工事が数ヶ月、家具を残したい
借りる(家具家電レンタル)月額のみ。配送・回収込み仮住まいが家具なし、工事が短期

もっとも失敗が多いのが1つめです。引っ越し費用は行きと帰りで2回かかるため、2〜3ヶ月の仮住まいだと、預ける・借りるより高くつくことがあります。

預ける:トランクルームは「工事の前後1ヶ月」も見込む

トランクルームを使う場合、工事期間ちょうどではなく前後に1ヶ月ずつ余裕を持たせるのが実務的です。搬出は工事開始前に終わらせる必要があり、搬入は引き渡し後に日程を組むためです。屋内型と屋外型で空調の有無が変わるので、木製家具や電子機器を預けるなら屋内型を選んでください。

サービスごとの料金比較はトランクルーム完全比較|料金と選び方 にまとめています。

AZUKELトランクルーム(宅配型)

AZUKELトランクルームは、荷物を段ボールに詰めて送るだけで預けられる宅配型のサービスです。店舗まで足を運ぶ必要がなく、集荷にきてもらえるため、車を持っていない一人暮らしの方や、大きな荷物の運搬が難しい方に向いています。多くの宅配型サービスと同様に、預けた荷物をスマホアプリなどで管理できるタイプが多く、必要になったときは取り出し(返却)を依頼する流れになります。

  • メリット:自宅にいながら申し込み・集荷まで完結する
  • メリット:車を持っていない一人暮らしでも利用しやすい
  • デメリット:取り出しを依頼してから手元に届くまで数日かかる場合が多く、頻繁に出し入れしたい荷物には不向き

詳しい料金体系や箱のサイズは公式サイトで確認できます。

スペースプラス

スペースプラスは全国に多数の店舗を展開する屋内型トランクルームの大手です。店舗数が多いため自宅や職場の近くで見つけやすく、24時間出し入れ可能な店舗も多いとされています。シーズン家電や趣味の道具など、時々出し入れする荷物を近所に置いておきたい一人暮らしの方に向いています。

  • メリット:店舗数が多く、近くの拠点を見つけやすい
  • メリット:24時間出し入れできる店舗があり、急な取り出しにも対応しやすい
  • デメリット:屋内型のため、自分で荷物を運ぶ手間や交通手段が必要

近くに店舗があるかどうかは公式サイトのエリア検索で確認できます。

ドッとあ〜るコンテナ(屋内型・屋外型)

屋内型と屋外型の両方を扱っていて、屋内型には空調管理と防犯カメラ・カードキーによるセキュリティがあると公式サイトに記載されています。公式サイトが用途として「引越しやリフォーム・長期出張による荷物の一時保管」を挙げており、最短1ヶ月から利用できます(短期の契約はWEBでは申し込めず、問い合わせが必要と記載)。リフォームの仮住まいは1〜3ヶ月が多いので、期間の条件は合います。

注意したいのは初期費用です。公式サイトには、事務手数料が使用料1ヶ月分、メンテナンス費が5,000円(税抜)、使用料は当月の日割り+翌月分、補償会費が月800円の当月分+翌月分、管理費が月500円の当月分+翌月分、と記載されています(WEB契約で初期費用から3,000円引き)。月額だけを見て比べると、実際より安く見えます。短期で借りるほど、この初期費用が月あたりの負担を押し上げます。

対応エリアは公式サイトの表記で、関東が東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県・茨城県、東海が愛知県(名古屋)・岐阜県、関西が大阪府・兵庫県、九州と山口が福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・山口県です。月額は店舗ごとに異なり、公式サイトに全体の最安値の表記はありません。

宅トラ(宅配型・家具や家電をそのまま預ける)

工事が半年以上かかる場合に検討する価値があるのがこちらです。公式サイトによると集荷・保管・配送をヤマトが担当し(保管はヤマトロジスティクス、集荷の手配はヤマトホームコンビニエンス、倉庫は茨城県古河市)、家具や家電は梱包せずにそのまま預けられます。三辺合計160cmを超えるものは家財宅急便での配送になります。

料金は公式サイトの表記で、月額保管料がミニ4,980円・レギュラー6,000円(いずれも税別)、初回引取り料金がミニ19,000円・レギュラー22,000円(税別)。出し入れの配達費用は関東エリアで三辺合計60cmまで1,785円〜350cmまで20,254円(税込表記)、BOXまるごとの引き取りはミニ20,520円・レギュラー23,760円です。

ただし保管は最低6ヶ月以上と明記されていて、6ヶ月以内に解約すると残り期間分の保管料が違約金としてかかります。そのため1〜3ヶ月の工事には向きません。半年を超える工事や建て替えで、家具を梱包せずに預けたい場合にだけ合う選択肢です。箱に詰められる荷物なら、上のAZUKELのほうが桁違いに安くなります。

借りる:家具なしの仮住まいなら家電レンタルが早い

UR賃貸住宅や一般の賃貸を仮住まいにする場合、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジは自分で用意します。数ヶ月のためにこれらを買うのは現実的ではないため、レンタルが噛み合います。かして!どっとこむは利用金額の合計4,400円以上で送料無料(4,400円未満は送料1,100円)、離島と一部の山間部を除き全国配送無料です。

出典:かして!どっとこむ「ご利用ガイド」(2026年9月確認)。

公式サイト:かして!どっとこむ(https://www.kasite.com/)

1ヶ月単位で借りたい場合の各社の条件は家電の短期レンタル|1週間〜1ヶ月の料金 で比較しています。

仮住まい費用の目安|2ヶ月のケースで試算

夫婦2人・工事期間2ヶ月・家財は最低限だけ持ち出す、という前提で並べてみます。家賃や運搬費は地域と荷物量で大きく変わるため、金額は考え方を示す例として見てください。

項目マンスリーマンションUR賃貸(家賃10万円の例)
初期費用敷金礼金なし(清掃費等が別途の場合あり)敷金200,000円(退去時に精算)
2ヶ月分の家賃物件により変動200,000円
家具家電備え付けで0円レンタルまたは持ち込み
光熱費定額または実費自分で契約
向いている期間1〜3ヶ月半年以上

要点は、工事が3ヶ月以内ならマンスリー、半年以上ならUR等の賃貸という線引きです。3〜6ヶ月はどちらもありうるので、家具家電を預けるか借りるかまで含めた総額で比べてください。

仮住まいを決める前のチェックリスト

  1. 工期に予備日を足す:見積もりの工期+2〜4週間で仮住まいの期間を組む。延長できる契約かも確認
  2. 延長したときの料金:マンスリーは延長料金が割高になる場合がある
  3. 現場までの距離:打ち合わせや立ち会いの回数を想定する
  4. 駐車場の有無:車があるなら仮住まい側の駐車場代も計算に入れる
  5. 郵便物の転送:日本郵便の転送サービスは届出から1年間有効。工事後にもう一度戻す手続きが必要
  6. 荷物の搬出入日:トランクルームは工事前後に1ヶ月ずつ余裕を見る
  7. 子どもの学区・ペットの可否:短期でも条件が変わる場合がある
そうた

工期って、そんなに延びるもの?

れんな

解体してみて初めてわかる劣化や、設備の納期遅れは珍しくありません。仮住まいの契約を工期ぴったりで組むと、延長できずに二重の引っ越しになります。最初から余裕を持たせるほうが、結果的に安く済みます。

よくある質問

リフォームの仮住まいはどこを選べばいいですか?

工事期間で決まります。1〜3ヶ月ならマンスリーマンションやホテルのサブスクが基本で、半年以上ならUR賃貸住宅など通常の賃貸のほうが総額を抑えられます。3〜6ヶ月は、家具家電を預けるか借りるかまで含めた総額で比較してください。

一般の賃貸を短期で借りるのはなぜ損なのですか?

礼金と仲介手数料は住む期間に関係なく同じ額がかかるため、期間が短いほど1ヶ月あたりの負担が大きくなります。さらに2年契約が前提の物件では、短期解約違約金(家賃1〜2ヶ月分)が設定されていることがあります。

UR賃貸住宅は仮住まいに使えますか?

使えます。UR賃貸住宅は公式サイトで礼金なし・仲介手数料なし・更新料なし・保証人不要と明記されており、入居時に必要なのは敷金(月額家賃の2ヶ月分)と日割り家賃、共益費のみとされています。ただし家具家電は自分で用意します。

工事中の家具や家電はどうすればいいですか?

「仮住まいに運ぶ」「トランクルームに預ける」「レンタルで借りる」の3択です。引っ越し費用は行きと帰りで2回かかるため、2〜3ヶ月の仮住まいでは預ける・借りるほうが安くなることがあります。

仮住まいの期間は工期ぴったりで組んでいいですか?

おすすめしません。解体後に判明する劣化や設備の納期遅れで工期が延びることがあります。見積もりの工期に2〜4週間を足した期間で契約し、延長の可否と延長料金も先に確認してください。

仮住まい先で家電をレンタルするといくらですか?

サービスと品目により異なります。かして!どっとこむは利用金額の合計4,400円以上で送料無料(4,400円未満は送料1,100円)、離島と一部の山間部を除き全国配送無料と公式サイトに記載されています。

まとめ

仮住まいの失敗は、ほとんどが「短期なのに長期向けの契約をしてしまう」ことから起きます。

  • 1〜3ヶ月 → マンスリーマンション、ホテルのサブスク
  • 半年以上 → UR賃貸住宅など(礼金・仲介手数料・更新料・保証人が不要)
  • 家具家電は「運ぶ」より「預ける・借りる」のほうが安く済むことが多い
  • 仮住まいの期間は工期+2〜4週間で組む

家具家電付きの物件そのものを探す方法は家具家電付き賃貸とレンタル|どっちが安い も参考にしてください。

マンスリーマンションの料金と初期費用

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