家具家電付き賃貸とレンタル|どっちが安い

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この記事でわかること

  • 「家具家電を借りる」には2つの意味がある
  • 初期費用シミュレーション:3パターン比較
  • 家具家電付き賃貸の実例:クロスワンルーム
  • 全国で探すならレオパレス21という選択肢
  • 家具家電付き賃貸のメリット

料金・プラン内容は各社の公式サイトで確認した情報をもとにまとめています(最終確認:2026年9月)。

そうた

家具家電をレンタルしようと調べていたら、「家具家電付きの賃貸」というのも出てきて。これって何が違うんでしょうか?

れんな

いい着眼点です。実は「家具家電を借りる」には2つのやり方があって、初期費用がまったく違うんですよ。

一人暮らしを始めるとき、家具家電をどう揃えるかで総額は大きく変わります。ただ、比較されるのはたいてい「買うか、レンタルするか」の2択です。

そこにもう一つ、「家具家電がすでに付いている部屋を借りる」という選択肢があります。この記事では、3つのパターンの初期費用を並べて比較し、どんな人にどれが向いているのかを整理します。

「家具家電を借りる」には2つの意味がある

同じ「借りる」でも、中身はまったく別物です。

家具家電レンタル 家具家電付き賃貸
借りる対象 家具・家電そのもの 家具家電が備わった部屋
物件の自由度 好きな部屋に住める 対象物件から選ぶ
賃貸の初期費用 通常どおり必要 大幅に抑えられる物件が多い
月々の支払い 家賃+レンタル料 家賃のみ(家具家電込み)
退去時 レンタル品を返却 そのまま出るだけ

ポイントは賃貸契約そのものの初期費用です。家具家電レンタルを使っても、部屋を借りるときの敷金・礼金・仲介手数料はそのままかかります。一方、家具家電付き賃貸には初期費用を抑えた設計の物件があり、ここで差がつきます。

初期費用シミュレーション:3パターン比較

家賃6万円の部屋に一人暮らしで入居すると仮定して、必要な初期費用を並べてみます。

費目 ①賃貸+家具家電を購入 ②賃貸+家具家電レンタル ③家具家電付き賃貸
敷金 60,000円 60,000円 0円の物件あり
礼金 60,000円 60,000円 0円の物件あり
仲介手数料 66,000円 66,000円 0円の物件あり
前家賃 60,000円 60,000円 60,000円
家具家電 150,000〜250,000円 月額5,000〜15,000円 家賃に込み
初期費用の合計 約40〜50万円 約25万円+月額 10万円前後に収まる物件も

※金額は一般的な目安です。物件・地域・時期によって大きく変わります。

差が出ているのは敷金・礼金・仲介手数料の3つです。家賃6万円ならこれだけで18万円前後。家具家電付き賃貸には、ここをゼロに設定している物件があり、初期費用の総額が一桁違ってきます。

そうた

敷金礼金がゼロになるのは大きいですね…。でも、そういう物件って実際にあるんですか?

れんな

あります。代表的なのが首都圏の「クロスワンルーム」です。具体的に何が付いてくるのか見てみましょう。

家具家電付き賃貸の実例|クロスハウス

株式会社クロスハウスが運営する家具家電付きの住まいです。シェアハウスと家具家電付きアパートメントの2種類があり、条件がかなり違います。ここでは水回りが自分専用のアパートメントを中心に見ていきます。

付いてくる家具家電

家具家電付きアパートメントには、ベッド・冷蔵庫・洗濯機・テレビ・電子レンジ・机・カーテンなどが備え付けられています(物件によって異なるため、設備一覧の確認が必要です)。

布団とマットレスは基本的に備え付けではありません。持参するか、レンタルを使います。料金はそれぞれ月1,100円(税込)です。

家賃と初期費用

項目 内容
家賃 46,000円〜(公式の訴求。税区分の記載なし)
敷金・礼金・仲介手数料 なし
初期費用 一律50,000円(税区分の記載なし)
あんしんサポート料 月1,500円(税込)
水道・電気・ガス・ネット 自分で契約(別途)
最短入居期間 1ヶ月から
契約期間 1年(1ヶ月前の申請で途中解約可)
解約事務手数料 55,000円(税込)
保証人 不要(緊急連絡先が必要。一部物件は保証会社の加入あり)
年齢制限 18歳以上60歳未満
エリア 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・京都・兵庫・愛知・福岡・北海道・奈良

※金額・条件は2026年9月時点で公式サイトに記載のあったものです。変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。

年齢については公式サイトの中でも表記が分かれています。公式のよくある質問には「家具家電付きアパートメントの場合は、18歳以上〜60歳未満の方がご入居いただけます」と書かれていますが、クロスワンルームの紹介ページには「18歳〜49歳まで」と記載があります。50代で検討している場合は、物件を決める前に自分が対象に入るかを直接確認してください。ここだけは申し込んでから分かると時間が無駄になります。

シェアハウスを選ぶ場合は条件が変わる

同じクロスハウスでも、シェアハウスはアパートメントと条件が違います。比較するときは混ぜないでください。

  • 初期費用 … シェアハウス30,000円/アパートメント50,000円
  • 水道光熱費 … シェアハウスは共益費15,000円に込み/アパートメントは自分で契約
  • 年齢制限 … シェアハウスは18歳以上40歳未満/アパートメントは60歳未満
  • 解約事務手数料 … シェアハウス16,500円(税込)/アパートメント55,000円(税込)

公式サイトの訴求は「シェアハウス 賃料24,800円〜」ですが、ここに共益費15,000円とあんしんサポート料1,500円が加わります。実質の月額で比べないと、ほかの選択肢と正しく比較できません。

そうた

24,800円だと思ってたら、4万円を超えるのか。

れんな

ただ水道光熱費とWiFiが全部込みなので、別途払う必要はありません。そこを含めて比べてください。

部屋の移動が無料でできる

見落とされがちですが、これがかなり効きます。通常の賃貸で引っ越そうとすれば、また敷金・礼金・仲介手数料が発生します。同社の物件間なら何回でも移動が無料なので、「職場が変わった」「もう少し広い部屋にしたい」という変化に、引っ越し費用をかけずに対応できます。

契約から解約までオンラインで完結し、来社が不要な点も、忙しい時期の引っ越しでは実用的です。内覧なしの契約もできます。

契約形態は定期借家

クロスハウスの契約はすべて定期借家契約です。更新という考え方がなく、契約満了後も住み続ける場合は再契約の申請と再審査が必要になります。再契約手数料はシェアハウス11,000円、アパートメント22,000円(いずれも税込)です。

1〜2年で動く前提なら問題になりませんが、長く住むつもりなら普通借家の物件と比べてください。

大阪で探す場合

クロスハウスは大阪にも物件があります。公式の大阪ページに掲載されているのは大阪市・吹田市・堺市・豊中市で、家具家電付き賃貸の訴求は首都圏と同じ46,000円〜です。

敷金・礼金・仲介手数料が0円、保証人不要、最短1ヶ月から、オンライン契約で来店不要という条件も共通です。大阪で短期間だけ住む予定がある人は、家具家電を一式レンタルするより手続きが少なく済みます。

\ 物件と家賃は公式サイトで /

首都圏で探す場合は、次のリンクから物件を確認できます。

全国で探すならレオパレス21という選択肢

クロスワンルームの弱点は対応エリアが首都圏中心であることです。地方への転勤・赴任では候補になりません。そこで比較対象になるのが、全国約57万戸を管理するレオパレス21です。

レオパレス21も家具家電付きの単身者向け賃貸を主力にしており、物件数と対応エリアの広さでは圧倒的です。地方都市や工業地帯など、単身赴任先になりやすいエリアにも物件があります。

クロスワンルーム レオパレス21
対応エリア 首都圏中心
(新宿・渋谷・池袋・上野・品川・横浜から20分圏内)
全国
規模 約600物件・6,300室以上 全国約57万戸を管理
初期費用 敷金・礼金・仲介手数料なし
目安5万円程度
物件・プランにより異なる
(マンスリー契約なら抑えやすい)
最短利用 1ヶ月から マンスリープランあり
寝具 オプション(月1,000円程度) 入居者向けの布団レンタルあり
(提供はハッチふとんレンタル)
向いている人 首都圏で初期費用を最小化したい人 地方も含めて物件数から選びたい人

※条件は物件・時期により変わります。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

選び方はシンプルです。住むエリアが首都圏に限定できるならクロスワンルーム、全国どこになるか分からない・地方であればレオパレス21から探すのが効率的です。レオパレスの布団レンタルについては単身赴任の布団はレンタルと購入どっちが得?でも触れています。

家具家電は付かないが、家賃と初期費用を下げる選択肢

ここまでは家具家電が付く物件を見てきましたが、部屋の費用そのものを下げて、家電はレンタルで揃えるという組み方もあります。

ビレッジハウスは敷金・礼金・仲介手数料が不要で、公式サイトでは家賃2万円台からの物件を掲げています。ただし家具家電は付きません。公式サイトには「契約内容や審査の結果、敷金をお預かりする場合がございます」、および「契約内容や審査の結果、連帯保証人が必要となる場合がございます」との注記もあるため、初期費用と保証人の要否は問い合わせ時に確認してください。

家具家電付き物件は部屋代に家電代が乗っています。家賃の安い部屋+家電レンタルのほうが総額で安くなるケースもあるので、上の初期費用シミュレーションと並べて比べる価値はあります。

※家賃・初期費用・取扱物件は地域と時期で変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。

家具家電付き賃貸のメリット

  • 初期費用が圧倒的に軽い:敷金・礼金・仲介手数料がない物件なら、貯金が少なくても動けます
  • 入居初日から生活できる:家電の配送待ちや設置作業が発生しません
  • 退去がラク:家具家電の処分も返却も不要。粗大ごみの手配がいりません
  • 短期でも使える:1ヶ月から入居できる物件なら、赴任や研修にも対応できます
  • 家電の故障は管理側の対応:自分の資産ではないため、修理・交換の負担が軽くなります

デメリット・注意点

  • 物件を自由に選べない:対象物件の中から選ぶことになります。エリアや間取りの希望が細かい人には窮屈に感じられます
  • 家具家電を自分で選べない:ブランドやサイズの指定はできません。こだわりがある人には不向きです
  • 長く住むと割高になりうる:家具家電の代金は家賃に薄く乗っています。3年、5年と住むなら、購入して普通の賃貸に住むほうが安くなる可能性があります
  • サービスごとに対応エリアが違う:クロスワンルームは首都圏中心です。地方への赴任なら全国対応のレオパレス21から探す必要があります
  • 中古品であることが多い:前の入居者が使った家具家電が引き継がれます。新品にこだわるなら合いません
そうた

長く住むなら普通の賃貸のほうがいい、というのは正直ですね。

れんな

どれも一長一短です。住む期間と物件へのこだわりで切り分けると迷いません。

結局どれを選べばいい?期間とこだわりで切り分ける

家具家電付き賃貸が向いている人

  • 住む期間が1〜2年程度、または期間が読めない
  • 初期費用をとにかく抑えたい(貯金が少ない、進学・転職直後など)
  • 首都圏に住む予定がある
  • 家具家電のブランドにこだわりがない
  • 物件の場所や間取りに強い希望がない

家具家電レンタルが向いている人

  • 住みたい物件がすでに決まっている(会社指定の社宅、通学先の近くなど)
  • 家具家電付き物件の対象エリア外に住む
  • 必要なものだけを選んで借りたい(冷蔵庫と洗濯機だけ、など)
  • すでに持っている家具と組み合わせたい

家具家電レンタルのサービス比較は一人暮らし・単身赴任の家具家電レンタル完全ガイドで主要6社をまとめています。

購入が向いている人

  • 住む期間が3年以上とはっきりしている
  • 家電のスペックや家具のデザインにこだわりがある
  • 次の引っ越し先にも持っていく前提がある

よくある質問

家具家電付き賃貸と家具家電レンタル、どちらが安いですか?

初期費用だけを見れば家具家電付き賃貸が有利です。敷金・礼金・仲介手数料がない物件なら、一般的な賃貸と比べて20万円前後の差が出ます。ただし家具家電の代金は家賃に含まれているため、3年以上住むなら通常の賃貸に自分で揃えたほうが総額は安くなる可能性があります。

家具家電付き賃貸は敷金・礼金が本当に0円ですか?

物件によります。クロスワンルームのように仲介手数料・敷金・礼金なしを打ち出しているサービスもあれば、通常どおりかかる物件もあります。「家具家電付き」だから自動的に初期費用が安いわけではないので、個別に確認してください。

家具家電は新品ですか?

前の入居者が使用したものが引き継がれるのが一般的です。清掃・点検はされていますが、新品ではありません。新品にこだわるなら、家具家電レンタルで新品対応のサービスを選ぶか、購入を検討しましょう。

短期間だけ住むことはできますか?

できる物件があります。クロスワンルームは最短1ヶ月から入居可能で、契約は1年ですが1ヶ月前の予告で途中解約できます。研修や短期赴任にも使えますが、条件は物件ごとに異なるため事前確認が必要です。

地方でも家具家電付き賃貸はありますか?

地方なら全国約57万戸を管理するレオパレス21が有力です。クロスワンルームは首都圏中心のため対象外になります。それでも見つからない場合は、マンスリーマンションを探すか、通常の賃貸に家具家電レンタルを組み合わせるほうが現実的です。

家電が壊れたらどうなりますか?

備え付けの家具家電は物件の設備扱いになるため、通常使用の範囲での故障は管理側が対応するのが一般的です。ただし過失による破損は入居者負担となる場合があります。契約前に設備の取り扱い規定を確認しておきましょう。

まとめ

まとめ

  • 「家具家電を借りる」には家具家電レンタルと家具家電付き賃貸の2通りがある
  • 差が出るのは敷金・礼金・仲介手数料。家賃6万円なら18万円前後の違いになる
  • 1〜2年なら家具家電付き賃貸、物件が決まっているなら家具家電レンタル、3年以上なら購入
  • クロスワンルームは家具家電込み・敷金礼金仲介手数料なし・最短1ヶ月から。ただし首都圏中心
  • 家具家電は中古が基本。ブランドやスペックにこだわるなら別の手段を

初期費用を抑えたいのか、住む場所を自由に選びたいのか。この優先順位さえ決まれば、3つのうちどれを選ぶかは自然と決まります。首都圏で短めに住む予定があるなら、まず家具家電付き賃貸の家賃帯を見てから、通常の賃貸と比べてみてください。


この記事を書いた人

れんな(レンタル暮らしナビ)
一人暮らしや引っ越し、新生活の準備で「買うか借りるか」に悩んだ経験をきっかけに、家具・家電レンタルやWi-Fi、引っ越しまわりのサービスを比較して発信しています。契約前に確認しておきたいポイントを中心に、公式サイトの一次情報とあわせてわかりやすくまとめることを心がけています。本記事の情報は執筆時点のものです。最新の料金・条件は必ず公式サイトでご確認ください。

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